
2018 年 3 月 20 日から 21 日にかけて、MTS Systems と Pacific Earthquake Engineering Research Center (PEER) は、カリフォルニア大学バークレー校の PEER 研究所において、エンジニアリングアプリケーションのためのハイブリッドシミュレーション技術と手法に関する包括的な 2 日間のセミナーを開催しました。PEER、 モントリオール理工科大学、MTS のオピニオンリーダーの指導のもと、セミナー参加者は、安全で有意義かつ生産的な仮動的およびリアルタイムのハイブリッドシミュレーション調査を行うために必要なツール、技術、成功事例を探求しました。
録画されたプレゼンテーション、デモンストレーション、パネルディスカッションは以下からご覧いただけます。
カリフォルニア大学バークレー校の Pacific Earthquake Engineering Research (PEER) Center 所長、Khalid Mosalam 教授が、セミナーの開会の挨拶を行い、故 Stephen Mahin 氏に敬意を表しました。
カリフォルニア大学バークレー校の Pacific Earthquake Engineering Research (PEER) Center 所長、 Khalid Mosalam 教授が、ハイブリッドシミュレーションの歴史を語るとともに、ハイブリッドシミュレーション技術を活用した 6 つの独特なアプリケーションを紹介します。
MTS のシニアシステム統合エンジニアである Shawn You 博士は、ソフトウェアとハードウェアの要件の概要を含む、ハイブリッドシミュレーションの詳細について紹介します。Shawn 氏は、スウィンバーン工科大学、UC バークレー校、同済大学、モントリオール理工科大学などの主要施設で、MTS の装置がどのようにハイブリッドシミュレーション試験に利用されているか説明します。
PEER UC バークレー校のプロジェクト科学者、Selim Günay 博士は、6 つの異なる下部構造の例について、物理的なハイブリッドシミュレーション試験のセットアップ方法の詳細とともに説明します。次に Günay 博士はシミュレーションで見られるエラーと、それを減らすための最良の方法を概説します。
MTS のシニアシステム統合エンジニアである Shawn You 博士は、バーチャル試験の技術と、それをリアルタイムハイブリッドシミュレーションにどのように適用できるかを概説します。
Maffei Structural Engineering 社のシニア構造工学エンジニアである Andreas Schellenberg 博士は、ハイブリッドシミュレーションの成功に欠かせない 3 つのプログラムである OpenFresco、 OpenSEES、OpenFresco Express の開発と実装に関する魅力的な歴史を紹介します。
Andreas Schellenberg 博士とSelim Günay 博士は、カリフォルニア大学バークレー校の小型部材試験のセットアップの詳細と、それがハイブリッドシミュレーションアプリケーションの開発を支援するためにどのように使用されているかを説明します。
Selim Günay 博士は、振動台試験の導入を含む、橋梁および橋梁部品の試験のためのハイブリッドシミュレーション戦略について解説します。
Andreas Schellenberg 博士はカリフォルニア大学バークレー校の制御室と 6DOF 地震計を披露します。デモンストレーションは振動台の上で実行され、小型の防震ベアリングの使用に注目が集まりました。
カリフォルニア大学バークレー校の博士課程候補研究員の Jacob Duncan 氏は、米国内の多くの現役橋梁に見られる腐食やダメージを研究しており、ハイブリッドシミュレーションを用いて摩耗やダメージを受けた橋梁部品を試験する方法を紹介します。
モントリオール理工科大学の研究技師である Martin Leclerc 博士は、構造物の部分組立品を試験するためのカスタム 6DOF セットアップ、多方向ハイブリッド試験システム (MDHTS)について紹介しました。Leclerc 博士は、全体的な試験機能、いくつかの試験トアプリケーションを概説し、この独特なシステムを使用する際に直面する課題について説明します。
MTS のシニアシステム統合エンジニアである Shawn Gao 博士はリアルタイムハイブリッドシミュレーションの戦略と要件について語ります。
Dr. Andreas Schellenberg 博士は、従来の振動台実験とハイブリッドシミュレーション手法を組み合わせた戦略を紹介します。ハイブリッド振動台試験には、振動台試験のみの場合と比べ多くの利点があります。Schellenberg 博士は、この独特な試験方法の理論と実装について、いくつかの例やビデオによるデモンストレーションを交えて概説します。
Selim Günay 博士は、さまざまな制御技術を含む、ハイブリッド振動台試験の背後にある実装戦略についてさらに調査しています。
Shawn Gao 博士は、ハイブリッドシミュレーション試験の結果を改善するために使用できる、MTS の制御技術と補正器について深く掘り下げて説明します。
ハイブリッドシミュレーションコミュニティのメンバーが一堂に会し、ハイブリッドシミュレーションのパイオニアである Stephen A. Mahin 教授を偲びます。
MTS のシニアシステム統合エンジニアである Shawn You 博士は、自動車、航空宇宙、風力エネルギーのアプリケーション向けの新しいハイブリッドシミュレーションツールを紹介します。
CalWave Power Technologies の Nigel Kojimoto と Thomas Boerner は、オフショア電力変換装置の試験でハイブリッドシミュレーション戦略をどのように使用しているかについて説明します。
PEER のポスドクである Alex Mead 博士は、ハイブリッドシミュレーション技術の幅広い利用法、日光のレベルに応じてプログラムされたウィンドウシェードを備えたグリーンオフィスビルの作成につして紹介します。
カリフォルニア大学バークレー校の Martin Neuenschwander 博士は、構造物の火災シミュレーションをハイブリッドシミュレーション手法に含めるためのコンセプトを紹介しています。
ハイブリッドシミュレーションに関する質問に、専門家パネルがお答えします。 Khalid Mosalam教授、Shawn You 博士、Shawn Gao 博士、Andreas Schellenberg 博士、Selim Günay 博士、Martic LeClerc 博士です。