疲労亀裂の進展を正確かつ効率的に測定できるソフトウェアとハードウェアの統合パッケージ
直流電位法 (DCPD) は、試験片のき裂に直接関係のある抵抗変化を測定します。高温試験やその他厳しい環境下において、疲労亀裂進展データを取得する効果的な方法です。DCPD は、亀裂長の計測に不可欠な接触型伸び計とコンプライアンス計算における課題への取り組みに利用されています。しかし、セットアップに時間がかかる、柔軟性に欠けるなど、最良の結果を得るためには、DCPDソリューションには様々な問題があります。
MTS DCPD ソリューションでは、試験制御、データ解析、結果報告のためのソフトウェアとハードウェアが統合されています。MTS TestSuite ソフトウェアに組み込まれた強力な自動化ツールを使用すれば、DCPD 試験の設定を大幅に簡素化できます。MTS FlexTest 40 コントローラと MTS TestSuite ソフトウェアに統合された MTS DCPD ソリューションは、複数のサプライヤーから提供された統合されていない部品から生じる可能性のある問題解消します。これによって、ご使用の材料試験プログラムに DCPD を簡単かつ包括的に統合することができますこれによって、ご使用の材料試験プログラムに DCPD を簡単かつ包括的に統合することができます
このソリューションでは、リバース DCPD 法を採用していま す。負荷がかかった試験片と参照用試験片の荷重と電位 (電圧) データをモニタリングし、両方の電位比を計算することで亀裂長を決定します。その電位比にキャリブレーションの数 式を掛け合わせることで亀裂長を算出します。電流のオン/オフの切り替え(リバース) を行って、熱電対作用を補正します。